鳴鳩雑記

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ウォッチマン・ニー氏がとある同労者に宛てた手紙

キリストにある兄弟が、Twitterに投稿されていたものを、まとめさせていただきました。

兄弟と、ウォッチマン・ニーさんと、主イエス・キリストに感謝。

 

 

 

「ウォッチマン・ニー氏がとある同労者に宛てた手紙」

 

心の中ではあなたに手紙を書かなければと思いながら、自分の考えが十分練り上げられていないのを恐れて今まで延ばしてきました。今が時だと思います。この手紙を神のみ前に持ち出されるよう望みます。

 

①指導者たちは、人を愛すること、他の人のために考え、人を顧み、人のために自己を捨て、持っているものを人に与えることを学ぶべきです。人の上で自己を捨てることができなければ、人を導くことはできません。持っていても、持っていなくても人に与えれば主は祝福されます。

 

②働き人の内側の力は外側の働きに等しいはずです。もし無理に伸ばそうとすることとか、余裕がないこととか、不十分であるとか、緊張するとか、あるいはあふれ流れるものに欠けるとか、主の先を行ってしまうとかは、みなあるべきではない状態です。(3/n)

内側が豊かな時はすべてが流れていて無理がありません。霊的な人のようにふるまうことができても、霊的な人になることはできません。

 

③働きの上では聞くことを学ぶべきです。使徒行伝第15章で教えられることは聞くことです。あらゆる兄弟たちの考えの中に聖霊のみ声があるかもしれないから聞くのです。兄弟たちの声を聞かなければ、聖霊の御声を聞き出すことができないことを、恐れなければなりません。

 

すべての同労者および長老は、座って彼らに耳を傾けなければなりません。彼らに話す機会を必ず与えなければなりません。やわらかであり、砕かれており、聞くべきです。

 

④多くの人の問題は砕かれていないことです。砕かれるという言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、砕かれるとはどういうことか知っていません。砕かれるなら、事務的なことについても、あえて断定せず、教えについてもあえて断定しないようになります。

 

人について自分が知っているとはせず、事に対しても自分ができるとはしません。権威を取ろうともせず、人に自分の権威を受け入れさせようとも思いません。人がどうであるかをあえて断定せず、またあいまいな対処もしません。砕かれるなら自分を守ろうとせず、何も振り返る必要がありません。

 

⑤集会中や教会生活において、あまり緊張しすぎてはなりません。教会の諸事は、自分でやりすぎないよう学ばなければなりません。多くの事を他の人たちに分配して行わせ、彼らに決定を下すことを学ばせるべきです。事前にはっきりした原則を彼らに述べ、事後、彼らがそれに従ってやったかどうかを見るのです。自分でやりすぎるのは間違っています。集会の中では注意深く自分を表しすぎないようにしないと、兄弟たちは何もかもあなたがやっていると感じてしまいます。兄弟たちを信頼し、互いに信頼し合うようにしなさい。

 

⑥神の霊は教会では無理強いできないものです。ただ服するのみであって、そうしなければ油の供給が止まり、教会は疲れを感じ、うんざりしてしまいます。あなたの霊が強ければ、10分以内に聴衆を押し流し圧倒することができます。

霊が弱いと、大声を出しても、おどしても、長い時間をかけても、助けにはならず、かえって害を及ぼします。

 

⑦メッセージはあまり長すぎたり、多すぎたりしてはいけません。そうでないと信者の霊は疲れを感じてしまいます。話の内容は、一般的な考え方や、卑しいことばを避け、幼稚なたとえや、一般に人に幼稚だと感じさせる理屈を除かなければなりません。

最も重要なことを30分以内に言い尽くすよう学びなさい。自分でとても味わい深いと思っていることが必ず神の言葉だと思ってはなりません。

 

⑧祈りの集会で試みられることは、メッセージをしたがることです。祈りの集会では祈らなければなりません。話が多くなると良心が重くなり、祈りは失敗してしまいます。

 

⑨1948年、わたしの鼓嶺における対処はとても例のないものでした。働き人は多く学んで初めて対処することができます。もし、あまり学んでおらず、知識が不十分で、よく砕かれておらず、判断が信頼できないなら、人を対処することはできません。

あまり結論を急いではならず、何かをしようとしている時でも、畏れおののいてやらなければなりません。霊的なことをあまり簡単に考えてはいけません。心の中で学びなさい。

 

⑩自分の判断を信頼しないよう学ばなければなりません。正しいと思っていることが必ずしも正しくなく、間違っていると思っていることが必ずしも間違ってはいないからです。へりくだって学んだとしても最も早くても数年かかります。ですから今、自信を持ったり、確信したりすべきではありません。

 

⑪あなた自身の判断がまだ信頼すべき段階に至っていないとき、人に聞き従われるのは危険なことです。主があなたの上で働いて、あなたの思いが対処され、人が砕かれてはじめて神の御心を理解でき、権威を取ることができます。

権威は主の御心を知ることに基づきます。主の御心と目的がないところには権威もありません。

 

⑫神のしもべの度量は神によって拡大されるべきで、わたしは神がそのみわざをなしておられるところであると信じます。あなたがは内側を見る必要はありません。そうでなければ失望してしまいます。

神はあなたに指導の責任を負わせられるのかもしれません。そして香港の働きに関しては別に案配するように導かれるかもしれません。わたしたちは安息すべきだと思います。

 

この手紙は長く書きましたが、主のみ前でよくよく注意して読まれることを望みます。私はこれらの言葉が難しいことであると知っています。主があなたを砕いて、彼の御手の中で役に立つ者としてくださいますように。

 

主の恵みがあなたと共にありますように!