鳴鳩雑記

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「HEROMAKERS」のウェビナー

今日は、HEROMAKERSの、ラルフ・モア氏のウェビナーに参加しました。

HERO MAKERS JP

内容としては、「教会を増殖する」、「『弟子を育てる弟子』」を育てる」という言葉が繰り返され、マタイ28章の「大宣教命令」をどう実践するか、でした。

教えられていた内容としては、特に目新しいものはなかったように思います。これまでにもどっかで誰かが教えていたようなもので、あの本に似たようなこと書いてあったなぁ、あの人も同じことを教えていたなぁ、と思いつつ聞いていました。

さて、セミナーの内容は良いものでしたが、この内容をどう消化してどう実践するか、参加者ひとりひとりが問われるところですね。

なまけものは皿に手を入れても口にもっていこうとしない、と箴言にあるとおりです。セミナーをやって満足、受けて満足、であれば、こんなセミナーはなんの意味もありません。

この業界、海外から講師を招いてイベント打つのは大好きで、もう何十年と同じことを繰り返しているわけですからね。

 

僕の個人的な思いとしては、「教会増殖」は「いいね」だし、「弟子を育てる弟子を育てる」というのも「いいね」ですが、それって意気込んでやるものではないよね、と思うところです。

仕事して、家族を養って、子供に信仰を継承していけば、自然とそうなるはず。

「生めよ増えよ」って、創造されたときに与えられた働きであって、「いのち」の作用ですから。教会/エクレシアも、同様でしょう。

また、キリスト者が、キリストを中心とした友人関係の中で関わるときに、自然と弟子になっていくでしょう。

教会とか、弟子とか、言葉の定義次第で意味は変わってくるでしょうが、僕個人としてはこれまでどおり。人が働くと神は休まれ、人が休むと神が働かれる、というところに安息します。

 

まあ、ボクシさんたち、キリスト教に就職することを「献身」として、献金から給料を受け取る方たちは、意気込んでやった方がいいかもしれません。職業としてやってるからには、成績、実績、結果が伴わないと、いけませんから。

 

今日のウェビナーでも感じましたが、これからはネット上での働きがますます増えてくるんでしょうね。

実際、Youtubeのメッセージ動画、SNSでの繫がり、ZoomやGooglemeetsで、なんとかなっていることに、慣れてしまっています。

数年前のキリスト教界から離れていたころと、大差ないのが現状です。予行演習をしていたと思えばいいのでしょうか。

 

キリスト者の働きが、ネット上で展開されるようになって期待できるのは、箱物宗教から離れたキリスト者が、再びつながる可能性です。

よく、日本のクリスチャン数は人口の1%以下、と言われますが、それって「キリスト教徒」の数であって、実際の「キリスト者」の数ではありません。「霊の救い」を得たキリスト者は、「キリスト教徒」をやめても、キリスト者なわけですから。

そうした、キリスト教という箱物宗教に嫌気がさして離れたキリスト者が、ネット上でつながり合って、魂の救いを回復する可能性に期待したいところです。